今日も午後から雨が上がる予報に反して、結局終日雨。ずっと雨の熊野でした。
気温も一気に下がって、ここに来た時より明らかに木々が色ずいてきました。
今日は和歌山を後にして、今まで歩いて来た道を車で遡ります。
わずか1週間程度の滞在だけど、行ったり戻ったり、何度も往復したので、ここを後にするのはなんだか少しメランコリーな気持ちです。
昨夜、車中泊させていただいたのは 道の駅 瀞海道熊野川。
小さな道の駅で、物品販売もほとんどないけれど、14:00迄開いている、おばちゃんたちの地元食材の食堂が大人気。
とっても美味しいです。

単品も売っていて、早めに売り切れちゃいます。草餅がめちゃくちゃおいしかったです!

駐車場の真ん中に、ラグビーのゲートような背の高いバーが立っています。見上げるようなそのバーは15年ほど前の洪水で「ここまで水が来たよ」という印です。
えええ~ 熊野川って、ここからはるか下に見えるのに、ここからあんな高さまで増水したの??!!この道の駅があったところも少し上の家も全部流されてしまったとか。恐ろしい自然の力ですね。
熊野本宮の川沿いに残る旧本宮の大鳥居。川沿いにあった神社がすべてが明治の洪水で流され今の高台に移築されたということも、実感できます。


次に訪れたのは 道の駅 奥熊野古道本宮。 ここは中くらいの規模で決して大きくはないので、車中泊は歓迎されていません。実際、中は、というと熊野のお土産や地場野菜の他に、地元の方向けのスーパー的な機能が半分ほどの面積を占め、食材の買い足しには便利そうなところです。


少し進んでいくと、私たちが小辺路を終了した八木尾の集落へ到着します。
ここで少しだけ八木尾のバス停に寄り道し、最後に探せなかった 西国三十三観音の一番観音を探しました

SNSで色々さがしたけど 場所がはっきり特定できるのが出てないんですよ~
バス停にボロボロのすっごくアバウトな地図があったけど何か持ってる地図と場所が微妙に違います。。。 地図だと高台の旧公民館の庭にある って書いてある。もう宝探しだわ!
探すこと20分。雨の草原を歩き回り靴の中がびちょびちょで、気持ち悪い。面倒くさくなってきたけど、ここまでやったから、最後は根性。
で。見つけました!!


もう、こんなとこ絶対見つかんないやん。 てか、一つも案内板が立ってないのは何故? 矢印を建てておいてほしい!!

途中の草原を突っ切って、廃屋の裏手へ!
なにはともあれ、執念で無事1番観音様を見つけたところで、再出発。先日お泊りした十津川温泉の宿を通り過ぎます。

十津川は日本で一番面積の広い村。随分走ったところに村役場があり。ここにも温泉街がありました。
道の駅にも立ち寄りました。デーリー山崎がお隣にあります。道の駅はちっちゃいです。十津川の産物が少し置いてありました。キノコやキャラブキ、木工製品などが有名なのかな?十津川峡頑張れ!!

その後も、くねくねとした気を遣う道を進みます。小辺路初日お世話になった野迫川村への分岐が出てきました。懐かしい!!。
ちなみに野迫川村は日本一人口の少ない村なんだそうですよ。その数357人(2020年統計)。
私たち。野迫川村市役所の方々、警察官と、ガソリンスタンドの人と、バスで出会った子供たち、迎えに来たお母さん方、宿の方、全部で30人近くはお会いしてます。30/357です! ほぼ1割!!すごいかも!
野迫川村の分岐を過ぎる頃になると道が一気に広く立派になります。
そして吉野を通り過ぎると、吉野川に合流しました。
熊野川から吉野川へ。 和歌山から奈良へ来たな~ って感じますね!!!
そして旧街道みたいな道を通り、九度山へ入りました。真田幸村親子が流されて住んだ場所です。
真田ミュージアムや親子が住んだといわれる真田庵も残っています。 去年の記録はこちらです。よろしければ覗いてみてくださいね!

九度山の道の駅はとても充実しています。


お土産の他、ただいま柿のシーズンということで、柿尽くしでした。

九度山の柿等、2種類購入。三重で買った甘いミカンに続けて、和歌山のこれまた甘い柿だらけとなりました! 山梨とは全然違う果物が沢山でうれしいわ!!

