先日、大月市にある滝子山に登ってきました。
滝子山は、大菩薩嶺南陵に連なる最南端、初狩、笹子2つの駅から歩けて東京からもアクセス良好、山頂からは360°の大展望。特に、大月市の定める秀麗富嶽十二景の一つに指定される程、富士山が美しく見える大変人気のある山です。
新緑、沢や滝、紅葉と四季を通じて美しく、難易度様々な沢山のコースがあるのも魅力の一つです。(一般的なコースはこちらをご参照ください)
今回、登りが中間尾根というちょっとマイナーでワイルドなルート、下りは一般的な道証地蔵(みちあかし)へ出るすみ沢沿いの道を下るコースを歩きました。

登りはマイナールートだけあって、いきなりでっかい倒木2本に道をふさがれ途中で車を降りて、登り口まで歩きました。

先頭を歩くのはこの山何十年という滝子山マスター。え、ここ登るの?という超超激坂を這いつくばるようにして登っていきます。

根っこをつかみ、たまにあるロープをつかみ、落ち葉に足を取られながら登ること1時間ちょっとで尾根に出ました。

道が斜面から尾根に変わったころ、きれいなミツバツツジに出会いました。

その後はほぼ山頂までずっとミツバツツジの咲く登山道でした。
道は険しいけど躑躅はきれい。 飴と鞭状態で、怖い、綺麗を繰り返しながら、2時間半ほど(登り始めから4時間弱)で山頂に到着しました。

そして、そこには美しい富士山が!

三つ峠山など御坂山塊の山々を従え、うっすらと春霞のベールをまとった富士が浮かび上がっています。

はっきりとして他を圧倒する富士もかっこいいですが、今日の富士は優しい富士山でした。
ぎゅっと抱きしめたくなるような少し儚げな美しさでもありました。

山頂標識がいっぱいあったのでいろいろ撮ってみました

お弁当を食べてたっぷり富士山を眺めたら下ります。
下りのコースは、同じ山とは信じられないほど緩やかで、しっかり整備された歩きやすい道でした。

途中にとっても澄んだ水のすみ沢という川が流れています。川のすぐ横を歩いたり、川がはるか下に見えたりをくり返りながら、のんびりと下っていきます。

水や陽だまりが好きな花がたくさん咲いていました


滝子山マスターによると、ヘルメットや、ロープの必要な登山道もあるそうで、コース取りで山の難易度は全く異なるのだと勉強になりました。
下山後は道の駅甲斐大和で朝どれ筍を購入し、夕食を作りました。おいしかった!

今日も良き1日となりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。