私たちが東京から山梨に移住してほぼ1年が経ちました。
去年の今頃は引っ越しのための断捨離で大変でした。

この機会に、移住するにあたって私たちが大切に思っていたこと、やってきたことを少しづつ書いてみたいと思います。
目次
1. 移住しようと思った理由
2. 移住先を絞る
2-1 必要な条件を考える
2-2 惹かれる土地
2-3 住宅の値段
2-4 下見に行ってわかること
3. 山梨に決める 次回へ
1. 移住しようと思った理由
移住の理由は単純です。
・自然の近くでのんびり暮らしたい、
・老後に必要なお金、相続の時のトラブルをなくすために家として残しておくのではなく、シンプルにしておきたい という2つの理由です。
意外かもしれませんが、東京郊外には自然の丘陵を生かした広い公園など、自然を感じられる公園は、ほかのどの都市より多いと思います。
例えば、代々木公園や昭和記念公園、葛西臨海公園、上野公園、後楽園、浜離宮、新宿御苑、明治神宮などなど、広大な公園や大名屋敷の日本庭園、神社仏閣、数えきれないほど多くあります。

けれど、山歩きを始めると、フェンスに囲まれた場所では満足できなくなってしまいました。 なので、できれば山が近い所に移りたくなったのです。
それでも紆余曲折品しながら数年かけて気持ちを固めていきました。 (目次へ)
2. 移住先を絞る
2-1 必要な条件を考える
移住前の10年間、クリニックの受付事務をやっていた関係で、毎日お年寄りに接し、歳を取ってからどんな事に困っていくのか、感じることがありました。
しっかり歩けていたのに、段々と歩くのが遅くなり、手押し車(シルバーカート)を使いだし、それもしんどくなってしまう、という方。
頭はしっかりしていても、手や足の衰えが進んで車の運転の返納をした方。そういう方々をたくさん見てきました。
健康で歩ける年寄りになることが第一目標ですが、歩くのがしんどくなってきた時の為、出来るだけ通院や買い物が便利な場所に住むのは大切ではないか と思ったのです。

・クリニック、スーパー、銀行など日常生活に必要なものが徒歩圏内にあること。
・免許を返納した後の交通手段(バス)があること。
この2つは特に大切にしようと思いました。

・実家が東京西部の小金井にある事から、移住も東京より西側、
・近くに手軽に登れる山がいくつかあるところ。 この2つも条件に加わりました。 目次へ
2-2 惹かれる土地
自然が豊かで東京の西側で住みやすそう、というと、東京の高尾・八王子駅周辺、武蔵五日市、奥多摩、神奈川県の秦野市、相模原・厚木近辺、小田原などが候補に挙がりました。

ただし、奥多摩などは、自然が豊かすぎて、スーパーや病院が少なく候補地からは外れていきました。同じ自然が豊かでも、電車の便数の多い青梅駅までは住宅街で生活は便利そうです(目次へ)

2-3 住宅の値段
いやいやビックリ。
ここは良さそうと候補に上がったところの実際の売買価格をネットで調べて驚きました。中古住宅を考えていましたが、かなり高額で驚きました。
東京通勤圏(片道1時間半近くても)の住宅は考えていた以上に高くて、色々条件を変えて試したけれど、私たちが思っていた買い替えによるメリットがあまりないことがわかりました。
というか、とにかく高額なのにびっくりで、甘く考えていた候補地は ほぼ不可能になりました。
希望する場所と購入可能な場所が違うことがわかり、両方リンクさせながら探すのが効率的と2年目にして理解しました😂 (目次へ)
2-4 下見に行ってわかること
最後に残った小田原と秦野。 小田原は温暖で住みやすそうですが、山が遠いので候補から外れ、残ったのは唯一、神奈川県の秦野(はだの)でした。
秦野の裏には人気の塔ノ岳や大山などを持つ丹沢山塊があり、私も電車・バス、車でもよく訪れていました。秦野駅からはバスがひっきりなしに出ていたのでバスは便利と思っていたのですが、実際に交通網と買い物を主眼にして、暮らすという観点を持って下見に行ってみると、遊びに来て漠然と思っていたこととは違いました。

沢山あると思っていたバス便も、一つ一つの路線を丁寧に見ると生活するには少し苦しい本数でした。歩いていけるスーパーは少なく、車社会という感じが強かったです。
実際に歩いてみた秦野は私の条件とは合わないかも。
また、丹沢山塊は険しい山が多いので年取ったら厳しそうということもあり、候補地から外され、ここで移住先候補が完全になくなってしまいました。
実際に車で通り過ぎるだけではなく、歩いてみる事。これってすごく大事なんだと思いました。(目次へ)

今日はここまでにしておきます。次回は移住先を決めた理由と注意した点などお話しできたらと思います。
*今日は目次を作って、項目に飛ばすという技を勉強してやってみました。ちょっと見やすくなったかな??
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。