入笠山でスノーシュー

山梨県から長野県に入って諏訪湖に到着するちょっと手前に、入笠山という山があります。夏はお花畑の中の登山、冬はスキーと一年中大人気。麓は「富士見パノラマリゾートリゾート」が展開するリゾート地でゴンドラが1780mまで一気に運んでくれます。

人気の一つに抜群の景色が手軽にみられるということ、中央道のインターや中央線の駅からとても近くて、都内から行きやすいことなどがあると思います。

車で八王子ICから135km。新宿から特急あずさで135分+送迎バス10分とアクセス良好

冬に入笠山に行ったのは初めてです。この日はスキー・スノボの人がほんとにたくさんで、大人気なのがよくわかります。

そこに交じって私たち登山客もちらほら。みんな雪用の道具を抱えて雪と遊ぶ気満々です。

スノーシューやヒップスライダーを持って歩く登山者。登山というより雪遊びですね

まずはゴンドラで一気に標高をあげていきます

目の前には八ヶ岳が広がる風景! 開放感抜群

もう絶景。これはテンション上がりますよ~

ゴンドラを降りたらスキー客はまっすぐ、私たち登山客は左側へ。今日はスノーシューという、靴の下に着けるスノボと昔のかんじきが合体したような板を取り付けました。

スノーシュー装着。

これでふかふかの雪の上を歩いても沈み込まずに上手に歩けるようになるんですよ。

ふわふわの雪でもある程度沈むだけでした
靴だけだと大変! ズボっといっちゃいます

今日は ゴンドラ駅→山彦荘→花畑→入笠山頂上→大阿原湿原→八ヶ岳ビューポイント→花畑→ゴンドラ駅という周遊コースです。

山は一面の雪に覆われてとってもきれい。白い雪と真っ青な空の組み合わせはいつ見てもうっとりするほど美しいです。

雪がないときはゴロゴロと大きな石が転がっているところも、雪のお陰で道は真っ平になり、とっても歩きやすくなっていました。

踏み固められた雪の登山道は夏より歩きやすいのです  緑と白の組み合わせも好きです

ところどころ可愛い動物の足跡を見たり、山荘の美味しそうなメニューを見たり。

うさぎの足跡かな!
ビーフシチュウのおいしい マナソル山荘

春、夏、秋と入れ替わりたくさんのお花を咲かせていたお花畑が真っ白になっているのはほんとに不思議。あと数か月したら花の季節が到来するなんて信じられないですね。自然ってすごいなぁ

冬の景色
夏の景色

今日の山頂は空気が澄んで遠くまでくっきりと見渡せました。 

お疲れ様 頂上に着きました 絶景に思わず声が出る

この間登った八ヶ岳の西岳や網笠山がすぐ目の前です。さらに右に行くと金峰山に大菩薩 その横に富士山。 さらに南アルプスの 鳳凰三山、尖った山は甲斐駒ヶ岳その奥にひっそりと日本第二位の北岳。そして猫耳に見えるのは仙丈ケ岳

八ヶ岳方面から右に目をやると金峰山・大菩薩方面
からの富士山 南アルプス 

長野方面は真っ白の霧ヶ峰と美ヶ原、諏訪湖の向こうに松本平。北アルプスは天気が悪いのかな、雲がかかって見えませんでした。さらに南側には天竜川沿いの盆地の向こう恵那山方面に連なる山々が見渡せて解放感抜群です。登ったらこの景色、これは人気があるわけだ!

諏訪湖と美ヶ原・霧ヶ峰

ここでお昼としたかったけど、山頂はやっぱり寒い! 20分ほど写真を撮ったり絶景を楽しんで、大阿原湿原を回って帰ることにしました。

湿原は人も少なく、シーンと静まって真っ白。 とても神秘的でした。

静まり返った真っ白な大阿原湿原。神秘的です

入笠山の雪はさらさらしていてふかふかでとっても気持ちよかった。スノーシューの歩き方に慣れてないのとスノーシュー自体の重さに最後は足が疲れてしまったけれど、とっても歩きやすくて雪山入門コースとしては最高のお山でした。

今日くらいトレースが付いていれば、軽アイゼンでも全く問題ないですが、トレースがあるかないかは前夜の雪の有無、人の多さによっても変わってくるので備えあれば憂いなしということなんでしょうね。

富士山パノラマリゾートはスノーシューのレンタルもできるようですよ

富士見パノラマリゾートhttps://www.fujimipanorama.com/snow/trekking/

これからも安全第一で楽しみたいと思いま~す (*’▽’)

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