牧野富太郎博士のふるさと佐川を歩いてみた

高知、といえば龍馬.という方が多いと思うのですが、山で小さな花の魅力に触れ、朝ドラ「らんまん」を見て以来、私にとって高知と言えば破天荒な植物学者、牧野富太郎先生なのです。 昨日は高知に住む友人と落ち合って牧野植物園に連れて行っていただきました。

そして今日は憧れの地、牧野先生の生家がある佐川へ。 ようやく佐川を訪れることができて、私、感無量です。

天気は少し雨まじりの曇り。この町、特に牧野先生の生家があるあたりは、想像していた通り、雨のしっとりした感じもよく似合う鱗壁に黒い屋根瓦が美しい街でした。

歴史的地区は短い通りですが、勉学に励んだ明教館、小さな明治時代の様式建物、司牡丹の長い壁と工場、反物屋さんだったカフェ兼小物雑貨店のキリン館さん、お酒を売っている 酒ギャラリーほてい さん、酒造業を営んでいた旧浜口家さん(中はお土産売ってます)、そして先端には牧野先生の生家があります。

小さな富太郎が勉学に励んだ名教館(めいこうかん)
明治時代の小さな建物
元呉服屋さん 現カフェと雑貨やのキリン館
司牡丹の酒やお土産などを販売する「酒ギャラリー ほてい」さん

9軒あった造り酒屋は今は司牡丹一つになったのだそうです。ほかの酒屋から引き継いだりして、ここにはいくつも大きな工場がありました。

司牡丹 工場の長い外壁
司牡丹本社横にあった由緒ありそうな看板

通りを歩いていたらプ〜ンとほんわか甘い良い香りがしてきました。 これが麹の匂いなのかなぁ?
お姉さんが思わず蔵に入ってしまった気持ち、わかっちゃった

今は樽出しの季節らしく、お酒も樽出しがありました。(私は実は詳しくないのでよくわからないけど)

通りを歩いていくと先生の生家があります。生家は当時の1/3も残ってないようですが、中には牧野先生の展示がぎっしり。コンパスや万年筆などどれも今とそん色ない感じ。

生家。大きな家だと思うのですが1/3くらいしか残ってないようです

名教館で習っていた教科書も今の中学校地理と同じような勉強をしていたんだとわかります。

全て写し取ったという 例の植物図鑑

明治初期の世界地図。今と変わらぬ正確さ。凄いですね~

生家の裏には、苔むした階段があり、神社まで続いています。ここが体の弱かった子供の頃の富太郎がよく遊びに行った場所なんです。

ほんとにすぐ裏にありました。いあなぁ、こんな遊び場!バイカオウレンの小さな葉もたくさんありました

ここを登って行きます。結構急な階段!
金峰神社です。神秘的なところでした

静かな金峰神社を通り、ドラマで名教館に通じる階段に使われたお寺・清源寺を過ぎて、牧野公園の上まで上がってみました。

清源寺の門 ドラマの蘭光先生が現れそう
この辺りは 佐川の中でも「上町」と言われているようです。

散策路のそばには牧野植物園よりもたくさんも花が咲いていました。 ボランティアの方たちが丁寧に守ってくださっているのだそうです。

ノジギク、ホトトギス、リンドウ、キッコウハグマ、アケボノソウ、その他、沢山沢山の花たちが!!

毎週来たいんですけど〜 (^^♪  ここは遠すぎます〜  

牧野先生のお墓にお参りし、佐川の町を見下ろし、スエコザサに出会い、お腹いっぱい胸いっぱい!!

牧野公園から見下ろす佐川の町

幸せに浸った佐川の1日でした! 

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