内子から宇和島へ。 この二つは近いけれど藩が違う。内子は大洲藩 宇和島は宇和島藩。だからどうだということはないのかもしれないし、日本の多様性は江戸時代の藩制度のお陰かなとも思うので多少は違いがあるかもしれないなあ。
宇和島城は現存天守閣12城の一つ。四国には宇和島、松山、丸亀、高知と12のうち4つもあるんですよ。

城の中に子供たちの研究成果が展示されていました。「戦いの備えがない城・平和な時代に築かれた宇和島城」というタイトルがあらわすように 江戸幕府が開かれて半世紀以上たってから作られた城は左右対称 飾りをひっそりと施し、小さくて力強いけれど、落ち着いてどこか柔らかな感じがします。

静かに山々をバックに佇む姿は美しかった。桜の木、藤棚が配置され、春はさぞ綺麗だろうな〜
寒桜でしょうか、それとも狂い咲き?桜の花も数輪開花していました。

天守閣から見る宇和島の町は、迫ってくる山の谷間にから海に向かって広がる小さな町でした。宇和島藩の殿様は伊達。伊達政宗の長男がこの地にやってきてから明治までずっと伊達が納めていたそうです。秀宗さんは長男ですが正妻の子ではなかったこともあり、4歳の頃に秀吉の人質に、その後は徳川の人質になった苦労人だそうです。政宗お父さんの処世術で無事徳川の世を生き延び、この地へ来ることができたんですね~。


仙台の殿様はかまぼこが食べたくて、仙台からかまぼこ職人を連れて来たそうです。なので、ここ宇和島はかまぼこ、じゃこ天がとっても有名。私もこちらの小さな手作りのお店でじゃこ天を購入しました。少しあぶって食べると最高に美味しいです!
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