四国で一番、いや、西日本で一番高い山、日本百名山、山頂の先にある切れ落ちた大迫力の天狗岳、めちゃすごい鎖場が3つ。など、いろんなことで知られる石槌山。

一体どんな山なのかなぁ。何度か行ったことのある山域なら、初めての山でもなんとなく雰囲気はわかります。でも、四国の山は全くの初めて!四国に行くこと自体今回で2回目です。
街から登山口までアクセスは大丈夫かな、登山道の雰囲気はどうかな、暗い森なのか、それとも明るい針葉樹が多いのかな、登る人は多いのかな。
石槌山に関しては皆目見当がつかない状態です。もちろんYouTubeとか、YAMAPとかで結構調べたんですが、山から伝わる雰囲気は行って初めて感じることができますから、今日はドキドキです。
登山道はいくつかあるようですが、「初めての方おすすめコース」としてよく出てくるロープウエイを使う登山道で行こうと思います。さらにロープウエイまでも 駅からバスでアプローチしました。
JR伊予西条駅から朝7:37のバスに乗り、1時間で到着。(現金のみ)


ロープウエイ入り口で切符を買うとタイミングよくすぐロープウエイが出発しました。


ロープウェイを降りたら広くて明るい良い道です。


こういう道、大好きなので、石鎚山で出会えてかなり感動です。しばらく登りが続くと神社、成就社の少し広い敷地にでてきます。1日の無事をお祈りして、さらに進みます。


私は落葉樹の、柔らかで明るい感じがする道が好きなのですが、そこはまさにそのような道でした。もし、登山道に一目惚れというのがあれば、私はこの登山道に一目惚れです☺
気持ちよく歩いていると鳥居が出てきてそこから下りが始まります。とは言うものの直ぐに下りも終わり今度は上り。アップダウンはここだけで、あとは山頂まで登りです。
しばらくして素敵な落葉樹の広い素敵な道は終わり、代わりに現れたのは階段。
長いよ〜階段!
でも、実はこの階段は上がりやすいんです。段差が小さくて足をよっこらしょと上げる動作がいりません


ちょうど今日の工程の半分くらいで、名物鎖場が出てきます。おためしの鎖場、第1、第2、第3と四つ出てくるようです。

実は第1の鎖が一番登りやすいようなのですが、知らなかったので 私は最初に出てきたお試しの鎖場を登ってみました。岩の角が丸くなって足が引っかからない。濡れた落ち葉が角に詰まって滑る滑る~! つるつるです。
しかも ここは北斜面で、この時期は溶けた霜が岩肌を長く濡らして、とかなり条件悪し。さらにおためしの鎖を登り切ったら同じだけの下りがあります。
ほんのちょっとだけ試してみましたが無理と判断。
あとから聞いたらあの大きな鎖の輪っかに足を入れてもいいのだそうです。わっかがかなり大きいのはそういうことなのか! 今日は無理だったけど挑戦できて楽しかったです

鎖場怖い!と思った方、安心してください。登山道はすべての鎖場を通らないようにできています。逆に鎖場に挑戦するには、鎖場を示す小さな看板を見落とさないようにして、登山道から離れて脇に行く必要がある感じです。 尚、おためしの鎖より第一の鎖の方が昇りやすいということです。

登山道を進んでいくと、笹尾根が広がる場所があります。ぱぁっと展望が開け感動です。で、す、が、そそり立つ岩山と、そこにまとわりつく金属製の長い階段が見えちゃった。えっ あれを登るのか。


不思議なことに、かなり遠くに見えたその場所は意外と直ぐやってきました。
長い鉄の階段は、そこを登る大変さより、滑って転んだら、はい、さようなら~的な恐怖の方が大きくて、疲れとか全く感じません。不思議。

その階段を登りきると、今まで見えなかった西側の景色が飛び込んできます。笹ッ原に覆われた長い美しい稜線。二ツ森。そして幾重にも重なる山々。ほんとにきれいでした。

山頂からは あの凄い天狗岳、その先に笹ヶ峰、剣山。目を移すと伊予の海。

よく石鎚山に登られる方が、今日の景色は今年一番!とおっしゃってました。
今日登山出きてよかった! 石鎚山、素敵なお山でした。たっぷり堪能して帰りました!

さて、アクセス情報です。
キャブコンでいくのが心配で、事前に調べた通り、伊予西条駅至近には有料駐車場がなく、ローソン西条新町店のタイムズの駐車場に止めました。1日330円。 伊予西条駅からバス(¥1200)に乗りロープウェイ下まで連れてってもらいました。

バスは大型バス。道も悪くはなく、斜度もきつくなく、最後の合計100m位が細いすれ違いできない道以外はキャブコンでも行けたかなぁ?とも思いましたが。現地駐車場の情報も少なく、心配だったのと、登山て疲れたのでバスで帰ってこれたのは良かったと思います。
山のトイレ。 トイレも適材適所 いくつかありました ロープウエイの上下駅、下の神社(成就社)上の方にもきれいなトイレあり。心配なく登れてありがたいですね!
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