霊宝館のすぐ斜め前に、壇上伽藍があります。ここの金堂は高野山全体を一つのお寺としてみる総本山金剛峯寺の総本堂となり、高野山を代表する場所の一つです。
高野山の中で一番感激したのがこの場所でした。
正面には美しい朱色の大きな正門かあります。この門が建てられたのは2015年、というからまだ新しいのです。
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正面には江戸時代の四天王、裏面には平成の四天王が飾られていて、平成のほうが明らかに彫りも美しく、表情も豊か。
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そして見つけてしまったオニヤンマ君。虫よけになると今流行っているオニヤンマ君とよく似てるんです!オニヤンマくんがいるのは向かって右の広目天像。前しか飛ばない強い意志を表しているのだそうです
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向かって左の増長天像にもなにかいましたよ。鳴き声が大きいので悪を遠ざける意味があるのだそうです。ぜひいらしたら見つけてくださいね。
壇上伽藍には私のような仏教や宗教及び日本の歴史、伝承文化、などごく普通の知識と興味しかない私のようなものでも感心したり楽しめる所がたくさんあります。
正面を左に曲がると六角のお堂、六角経蔵見えてきます。この中にはお教が修められているそうです(本物は霊宝館蔵)
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六ヶ所突き出た取っ手があります。手で持って一廻りするとこのありがたいお教を一回読んだことになるというのです。
私たちも勿論回ってきましたよ😊
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この後は落ち着いた佇まいの西塔、孔雀堂と進みます。
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金堂の裏にある根本大塔は高野山のシンボルともなる大塔。
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ただ見るだけでも圧倒される大きさと美しさです。中はもっと豪華絢爛。
大日如来を中心にたくさんの仏様が取り囲み、16本の柱はそれぞれの物語が美しく描かれ、お寺とは暗く厳か、というイメージをぶっ壊す煌びやかな世界観に驚きます。
夜のお散歩で壇上伽藍前駐車場が空いていたので車を移し、こちらを仮眠場所にさせていただきました。
門と大塔がライトアップされ、灯籠に火が灯り夜の格別な美しさはまた格別でした。
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鐘つき堂の前で鐘の音を聴く幸せ。ここでは4時、13時、17時(春夏は18時)21時、23時に鐘が鳴らされます。
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灯篭に灯がともり、昼とは違った趣です。
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朝1回、昼に1回、夕方と夜に3回、計5回も金剛峯寺を訪れ、静かに過ごせたのがとても良かった高野山の思い出です。
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