湯浅から和歌山へ。和歌山市に近づくにつれ、海辺には工場地帯が広がってきました。

和歌山では紀三井寺、紀州東照宮、雑賀半島、和歌山市立博物館、和歌山城に行ってきました。印象的だったのは紀三井寺と和歌山城でしたのでこの二つを中心にまとめたいと思います。
まず、紀三井寺ですが、西暦770年というからずいぶん長い歴史があります。西国第二番の札所でもあるそうです。桜の名所でもあるようです
紀三井寺という名前は3つの泉があることから名付けられたそうですよ。その中の一つ清浄水は階段の横にあります。
訪れたのがお彼岸を過ぎたというのに酷暑の続く平日朝一番 ということなのか、とっても静かなお寺でした。門にほど近い駐車場に車を停め、まず目に入ったのが門の奥にも続く長~い階段と「ケーブルカー」の文字。そんなに登るのか~!と一瞬ひるみましたが、231段というので何とかなりそう。運動不足の解消に頑張って登ります。

登ってみて面白かったのは、途中にいくつも小さなお寺やお地蔵様があったこと。穀谷寺、普門院、松樹院、瀧本院、宝蔵院など、塔頭寺院というのだそうです。


この小さなお寺に寄ってお参りしていけば、231段の階段はあっという間?かも??
最後の階段を登りきると赤い六角堂が目につきます。

右手の小さな階段には小さな朱色の鳥居が並んでいます。鳥居をくぐって階段を上るとこれまた美しい朱色の多宝塔がそびえています。桜の木がたくさん植わっていて春はさぞ綺麗だろうなぁ


左に目を移すと桜の木の奥に本堂が見えます。広々としたいいお寺です!

お参りを済ませて振り返ってみると なんとここは展望台のようになっていて、和歌山市内越しに青い和歌山の海がキラキラと輝いていました。

美しい赤(鳥居やお寺の赤)と青(和歌山の海)がとっても素敵なお寺でした。
次に訪れたのは紀州東照宮。今まで私が訪れた東照宮は、一番大きな日光の東照宮、それから上野公園の中にある小さな上野東照宮。紀州の東照宮で3つ目になります。こちらも立派な朱色のご門が出迎えてくれました。帰るときには門からもきれいな和歌山の海がキラキラ✨


和歌山は神話の頃から続く熊野、伊勢をはじめ、高野山といった寺そのものだけでなく、巡礼の道が多数あり、古よりそれぞれの願いや祈りをささげるために巡礼するなど、地域そのものが祈りの地なのだなあ、と強く感じました。
京都、大阪にほど近いのに和歌山平野では、ほかの地域のように有力武将が台頭しなかったのもそんなことと関係があるのかな? 雑賀衆については詳しくありませんが、雑賀岬がアマルフィのように美しいと聞いたので、お昼を食べに海岸沿いに行きつつ眺めてみました。

夕方近く和歌山城へ行きました。和歌山城不明門の和歌山公園駐車場はキャンピングカーでは料金所の屋根が低くて入れそうにありません。城をぐるっと回る通り沿いには駐車場が見当たりませんが、少し中に入るとパーキングがありました。 この地図でいうと入場個所は青○ 駐車場が多そうだったのが赤○の周辺です。
また、お城の北側には西の丸庭園や二の丸庭園、御橋廊下、お抹茶の楽しめる紅松庵などの見所が多くあります。ちなみにお城の南側には小さな動物園があるユニークな作りです。

和歌山城は秀吉の命で築城が始まり、江戸時代は紀州藩の城となったけれど、残念なことに昭和20年第二次世界大戦の終戦の年に戦火で天守閣が燃えてしまいました。現在あるのは昭和33年に再建されたコンクリート造の天守閣ですが、堂々とした3層の天守閣は白い壁に緑青色の屋根が映え、とても美しいです。桜や紅葉の時期は格別と思われます

天守閣の最上階からは殿様の見られた景色が360度見渡せ、大変に気持ちがいいのです。


さて、一瞬 殿様気分に浸った和歌山城ですが、現代の庶民は終了のアナウンスに急かされいそいそと外へ吐き出されました😂
今宵の宿は 高野山の麓のキャンプ場兼RVパー、「中野さんちのキャンプ場・RVパークほたるの郷」です。

和歌山から国道24号を紀ノ川沿いに東へ移動。笠田駅近くで国道480号線へ入りました。高野山へ向かって進み、梨子の木峠口交差点で左へ県道109号線に入少し進んだところにあります。酷暑の残暑が気にならないほど涼しかったです。 https://www.rvhotarunosato.com/

国道480号はとても良き道でした。県道109号もキャンピングカーで問題なしでした。


キャンプ場、RVパークは100平米ほどの広さがあり広くて助かります。前は小川が流れています。シャワーもあり助かりました。 そのほか可愛いバンガローやソロキャン用の場所もありました。



明日は高野山。ここから30分くらいで着くらしくて、何もかもラッキーです!
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