潮岬でトルコを思う

9/12に家を出て1週間経ちました。 三重県と熊野の観光を無事終えて、今日は串本から初めて訪れる和歌山へ突入します。

那智勝浦をでて串本までの間も熊野灘は青く美しいです。 この辺りは千畳敷や鬼の洗濯岩などと呼ばれるような波打ち際に平たく広がる岩や、波の浸食でできた様々な形をした岩が目につきます。

中でも橋杭岩という名所は、まるで橋の欄干だけが建っているような規則正しく一列に並んだごつごつ岩がとっても不思議な風景なので見に行ってみました。お隣には道の駅もあって休憩するのにちょうどいい感じです。

ガイドブックやパソコンの検索で なんでこんな風になったかという解説を読んでいるので 理由はわかるけど、見ると思わず「なんでこんなになったんだろう」って思っちゃいます。 不思議~

お次は本州最南端へ。 実は家で地図を見ていた時、潮岬のある半島の隣に島があり、そのニコニ「トルコ記念館」の小さい表記を発見。なんでここにトルコ?

トルコが親日国であることと それが昔、難破したトルコの船を助けたためだというのはなんとなく知っていました。が、内容については詳しく知りませんでした。 実は、船が難破した場所が大島だったんです。

とっても興味がわき、行ってみることにしました😉。

紀伊大島へはループ橋が架かっていて車で行くことができます。ちなみに大島に入った橋のたもとにトイレもあって車中泊できそうな「ポケットパーク」というと小さな駐車スペースがありました。景色も良し。

橋のたもとの駐車スペース

トルコ博物館の前には大きな駐車場があります。博物館はこじんまりしていますが、水色のタイルに縁どられたきれいな建物です。中に入ると、串本の方々がこの遭難という出来事とそれによって生まれたトルコとの関係を大切にしていることが伝わるとても良い展示でした。

意外だったのは座礁した岩がすぐ目の前にあるということ。実際村人たちは海岸へ下りて助けたそうです。

台風に遭遇し、博物館より目と鼻の先の岩にぶつかったそうです

イランイラク戦争の時、イランに残る日本人を救出する飛行機(民間機の自衛隊機も)を飛ばせず、法人が帰国できない事態が発生しました。その時、ぎりぎりのタイミングで自国民をイランに残してまで日本人救出に動いてくれた国があります。トルコです。昔の遭難事故のことを忘れず恩返ししてくれた。ありがたいことです。

国と国との信頼と繋がりは 一つのことで始まり 国同士の憎しみもまたしかり。など暫し青い熊野灘を見ながらしんみり考えるのでした。この二つのことは映画化されたということで、夜、Amazonで鑑賞しました。「海難」という映画です。いい映画でした。

トルコ博物館の先には小さな灯台があります。樫野崎灯台。日本最古の石造り近代灯台の4基のうちの一つなんだそうです。まだ現役です。  こちらも行ってみて大正解。

灯台の前には美しい広場がありました。

とっても気持ちいい! 潮岬灯台が有料なのに無料でしかも大展望です! 

美しい灯台。あの時も今も 光を放っています

地球が丸いことがわかる大海原が吸い込まれそうに青いです。

その後は本州最南端、潮岬へ。 夏はキャンプ場になるという広い芝生の先に本州最南端はありました。

そしてここから南下していた旅は北上へと変わり、和歌山に入っていきます!初和歌山。楽しみ!!

この日の宿は 白浜の海岸を見下ろす広いキャンプ場。 グランパスinn白浜さんの電源サイトです。ホテルも併設していて受付はまずホテルで。温泉もホテルのを利用します。

トイレもきれい。サイトも広かったです
グランパスinn白浜のHPより
ホテルで受付。素敵な感じ。
BBQ場もありました。

暑くて冷房ガンガン効かせないと眠れないんです。それにはうちの電源が少し足りないみたいで。この旅ではよく電源サイトに泊まりました。  ではおやすみなさい

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