念願の伊勢路を歩く

一瞬計画変更して紀伊半島から関西方面へ向かっていたのですが、天気が思いのほか良くなってきたので、紀伊半島again。今日こそは伊勢路を歩いてみたいと思っています

戻るのは来たのと同じ道。169から609を通って熊野まで。そこから鬼ヶ城の駐車場に着いたのはお昼ごろでした。

暑い。雲がなく、日光が容赦なく照りつけます。

でも、おかげで海がめちゃくちゃキレイです。こんな綺麗なブルーに出会えてそれだけで感動ものです

夫と二人で鬼ヶ城へ。海の浸食でできた大小無数の洞が階段状に重なっています。大きなものは人の何倍も。

遠目からそこにいる人を見ると、舞台にいるような、葛飾北斎の大波のような。

やはり夜な夜な鬼が集まってくるというのがぴったりです。

鬼ヶ城見学が終わると夫は暑いのでここで待っているというので、私は一人で伊勢路、松本峠探索に向かいました。

鬼が城の駐車場から少し戻るように42号の歩道を大泊方面へ歩きます。10分もすると、信号があるので横断すると、そこが松本峠の入口です

入口すぎるとすぐに古道が現れます。ここは伊勢路の中でも古道がよく残っているところで、時代別の石の積み方などを楽しみながらしばらく歩きます。

20分もすると杉林から竹林に変わり道が緩やかになるとそこが松本峠です。あっという間。

松本峠には、鉄砲傷のある、人の背丈ほどもある大きなお地蔵様が立っておられます。

用事を済ませた村人が峠の辺りで妖怪を見て鉄砲を撃ったというのです。それもそのはず。お地蔵様はその日に新しく建てられたそうなのです。朝はいなかったのに、薄暗くなった峠て人のようなものがぼんやり見えたら怖いですよね。。妖怪だ〜と思うのも無理はないかもしれませんね

松本峠をまっすぐ降りて、下りきったところで鬼が城へ戻るコースも取れます。この日はあいにく高潮で鬼ヶ城の一部が通行禁止だったので私は松本峠で左(鬼ヶ城城址)に折れました。

そうなんです!鬼ヶ城は、鬼が集まる城、というだけでなく、本当にお城が建っていたようなのです。

そしてこのコースの途中に伊勢路から七里御浜が見下ろせる絶景ポイントの東屋があります。

峠から東屋方面は新しくできたハイキングコースということで、あるきやすく整備された登山道でした。

東屋からの景色は絶景!平安の人も山の中から光り輝く海を見た時は、いよいよ旅の目的地、熊野が近づいてきたと感動しただろうと、しばし心は平安時代へ。それにしても海が青い。

松本峠よりも鬼ヶ城城址は標高がやや高いのか、道は穏やかなアップダウンを繰り返しつつ登っていきます。途中ちょこちょこの景色の良いところがあり、プチ感動を覚えつつ飽きずに歩いていけます。

15分くらいあるくでしょうか? 明らかに平らになった所が出てきますが、そこが鬼ヶ城城址です。平地は2段構え。その先に見晴台があります。元々は見張場所だったのだろうと思われる、海が見える展望の良い所です。

展望台から少し戻って、城址から下に降る階段があります。とても整備されていて、この道は上りで使っても下りで使っても、どちらも良き道と思われます。 この道を下っていけば鬼が城の駐車場に直接戻れます。

私の足で伊勢路の松本峠入り口から鬼が城の駐車場まで 約1時間10分でした。時間に関しては個人差がありますので十分余裕をもって計画してくださいね。

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