[山梨]赤岳・横岳・硫黄岳縦走 その1

移住して1年。ようやく念願の八ヶ岳、赤岳に登ってきました!

最近は茅が岳の麓にあるブドウ農家さんに声をかけていただき、八ヶ岳を眺めながら時々ですがブドウの農作業のお手伝いをしています。

登る日が近付くにつれ、ひときわそびえ立つ赤岳を見るたびに、あの山に登るのかぁ!ちゃんと登れるかな?  と、ドキドキワクワクする気持ちより心配の方が膨らんできました。

当日は朝3時半に起き、お弁当のおにぎりを作って、仲間と車に乗り合わせて6時に美農戸口駐車場へ。ここまでは普通の道路。いい道です。

駐車場にはトイレがあります。

ここからが悪路の始まり。轍が掘れて中心が盛り上がり、凸凹もひどく、大きな石もあり、私なんかじゃ絶対おなかをするような道です。最低地上高が高く、4WDで運転が上手な方も、お腹すらないように慎重に!!
運転の天才-先輩のハンドルさばきはお見事で、その盛り上がっている道の中心と道すれすれのせり上がりに車輪を乗っけて進んでいました。

時間をかけて赤岳山荘の駐車場へ到着したのが6:30。平日だったのに、車はそこそこの込み具合で、県外ナンバーばかり。人気の高さがうかがい知れます

私たちは手前の駐車場へ。ここは満車でした

八ヶ岳は山荘がめちゃくちゃ沢山あって、今回通るルートにも7つも山荘があります。

今回のルートです。美濃戸山荘→南沢→行者小屋→赤岳頂上→展望荘泊→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→北沢→美濃戸山荘

最初の赤岳山荘から2つ目の美農戸山荘まではわずか数分です。とても雰囲気のいい小屋で、おいしい水が豊富に湧き出ています。冷たくて美味しい!

美濃戸山荘を過ぎると道は南沢と北沢の2手に分かれます。

行きは「南沢林道」を使って行者小屋へ。川のそばを歩くとても良い道です。

傾斜は最初、本当に緩やか。少し苔むして、花がたくさん咲いて足が何度も止まってしまいます

これは何だろう、これは? と花探しに夢中になるほどです。

こんな花達も見れました。

川にかかる木の橋を渡ったりして、もう、赤岳に登りに来たことを忘れるほどのんびりと進みました。

しか~し!!! そんなのんびりムードを一気に吹き飛ばす景色が突然現れました。

なんじゃあれは?  壁の様に立ちはだかる岩山。

いいタイミングで飛行機雲。

あそこまで登るのか???? あんな高く~? 

岩の塊がでっかい

ちょっと気持ちが萎えたけど、そんな時に素敵な小屋、行者小屋が現れて私たちを救ってくれました。

ネパールでよく見かける三角のカラフルな旗をなびかせて可愛い感じ

よく見ると写真を撮るようにいろんな言葉のパネルが置いてあります。私は「ほんとに山が好き」を持って写真を撮ってもらいました。

さてさて、ここからがあの壁に立ち向かう急登、文三郎道の始まりです。

ざれた斜面、マムート階段といわれる木の階段、垂直か!と思うような鉄階段。

いくつもいくつも超えてどんどん標高が上がっていきます。 すると、こんな景色が飛び込んできました!

わあ!美ヶ原のさきに北アルプスが!

とっても眺望の良いところでお弁当タイム(*’▽’)

あれ!あれ!あ~れ~!!!! おにぎりがない!お弁当忘れたわ~

どないしよう! そうだパンがあったはず。良かった~。
みんなの前ではお弁当を忘れたなんて顔をせずに済ましてパンを食べましたよ!はい。

でも、これは結果良かったのかも。以前北岳に登った時、御池小屋でお昼だったのですが、頑張って作ったお弁当を目いっぱい食べてから体調がすぐれず、草すべりの坂では疲れ果ててしまったので、今日はこのくらいで良かったような気がしました。

登るにつれ、赤岳の名前の由来がわかるような赤い岩肌が多くなっていきました

真っ赤な岩稜

どんどん標高を上げていきます、

行者小屋から赤岳にかけて岩場の連続です。赤岳から展望山荘まではざれた道。

横に見えていたこれまた存在感たっぷり山頂、阿弥陀岳と同じ高さになりました。

阿弥陀岳からの稜線。きれいだけどきつい!!

ここで道が回り込んだためか前を遮る頂がなくなり南アルプスがうっすらとした雲の向こうにはっきりと見えるように”

権現岳、網笠の向こうに仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳など、雪の残る南アルプスが見えた!

何度も何度も写真を撮って進みません。

本当に綺麗でした。

諏訪方面を超えて中央アルプス。木曽駒方面と御嶽山

「山頂はすぐそこ」という看板が出てきました。この辺りは岩の崖を三点支持しながらよじ登っていく区間です。

慎重に。。足を載せる場所、手でつかむ場所、慎重に選んで登っていきます。

でも、隠しきれない楽しさ!! 結構岩場好きです!

ここを登ったら山頂かな?という山頂疑惑の個所を通過することなんか所。

ようやく赤岳山頂に到着!

かっちょいい~ 

富士山、北岳、間ノ岳。日本の1,2,3を眼下に納め、写真タイム。

今日はこの下に見える赤岳展望山荘で一泊します。では!!行ってきます!!

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