[山梨]大菩薩嶺と小金沢連嶺で見る絶景

GWが終わってお気に入りの山、大菩薩嶺に登ってきました。2年前のGWに歩いた小金沢連嶺も含めて投稿したいと思います

大菩薩嶺は山梨県・甲府盆地の東北端を形作る山塊にあり、笹原を富士山を見ながら歩く稜線歩きが大変気持ちがよく、手軽に登れる百名山としてとても人気が高いです。

さて、今日は上日川峠、ロッジ長兵衛から歩き始めます。登山口情報は下の方に書いたので参考になさってください。

トイレを済ませ、バスの時間を確認して出発!まずはふくちゃん山荘へ。林の道と車の道(小屋の車が通ります)がありますが、つかず離れず並行して歩けます。

ふくちゃん山荘からは道が二つに分かれます。

左の道は山登り。1時間くらいで雷岩に到着し、大菩薩嶺の稜線に出ます。
右に道はハイキング。介山荘のある大菩薩峠まで林道を歩きます。

私のお勧めは左から登って雷岩→大菩薩峠→林道を下って戻るコースです。1時間ほどで登れるし、それほど急な坂でもなく、危険な岩場もありません。途中から望める絶景と、富士山を前に見ながら歩く稜線歩きが素晴らしいです。また、この回り方だと、稜線歩きの部分は100mほど穏やかに下る道となります。

今日も左回りで登ります。夫の足の調子も心配なので20分に一回くらい休憩してゆっくり登りました。

途中段々と木がなくなり、視界が開けてきます。

見えてきましたよ~

最後、大きな雷岩の横で稜線に出ます。雷岩はハイライトの一つかなぁ! 岩を椅子代わりにして、休憩タイムにピッタリです!

見えてくる絶景はこんな感じです。いきなりこんな感じなので、テンションが上がります。

遠くに富士山、真ん中に大菩薩湖。左手には2000m程度の山が続く小金沢連嶺がずっと遠くまで伸びています。右手には少し低く1500m位の稜線が勝沼の方まで続いています。

小金沢連嶺

雷岩を左に行くと15分ほどで大菩薩嶺の頂上に到着です。山頂は全く見晴らしがないのでお好みで。

稜線からは南アルプスもばっちり!

大菩薩嶺のハイライトの2つ目は雷岩から介山荘までの稜線歩きです。森林限界を超えて高い木がない分、右手前の富士山を見ながら素晴らしい稜線歩きが楽しめます。

この景色を見ながら進みます。やばいです!

稜線自体は基本的に穏やかで、ところどころに生えている低いもみの木が良いアクセントになっています。ちょっとした岩も数回出てきます。慎重に!  

くぼんだ所が賽の河原。避難小屋あり。トイレなし

酷暑の夏もこの山は涼しく、緑の草原が爽やかでとても印象的でした。夏山にもぴったりです!

夏の稜線歩き。緑がとっても爽やかだった! 賽の河原を振り返って見る

賽の河原を過ぎて小さな丘を越えると、介山荘が見えてきます。大菩薩峠です。トイレもあるので皆さんこの辺りでお昼をとっています。

介山荘のある大菩薩峠

介山荘からスタート地点、ロッジ長兵衛までは林道を通って、疲れた足を癒しながらのんびり下り道を下がっていけば終点です。

介山荘からの帰り道。手をつないで歩く二人。仲良くなったみたい!

今日見た小さな花。フデリンドウ、バイカオウレン スミレなども咲いてました

2年前は介山荘からさらに進んで小金沢連嶺を歩きました。

超えた山は、熊沢山(1988m)、石丸峠を過ぎて天狗棚山(1957m)、小金沢山(2014m)、牛奥の雁が原摺山(1990m)です。
1889mの介山荘から下るわけではなく、ほぼ同じ標高の山を越えていきます。山頂付近の道は急登でなかなか大変でした。

けれど、それを上回る凄い景色が!!
富士山や南アルプスを正面に見ながら笹の尾根をずっと歩いていけるんです

これはものすごくテンション上がりました。山頂では富士山が綺麗で写真を何枚とったかわかりません。

小金沢山より

最後の、日本一長い名前の「牛奥の雁が原摺山(うしおくのがんがはらすりやま)」から、ペンションすずらんバス停に降る道があります。

牛奥の雁が原摺山より

というか、石丸峠を越えるとバス通りに出るには牛奥の雁が原摺山まで進むしかないので、バスの時間とよく相談しましょう。私は最後結構焦って走って下りました!

ここは途中木が縞枯れた部分が出て来たり、林道を歩いたり、林を歩いたり、それなりに変化にとんだ面白い道でした。結構急だったので、登りに使うのは大変そうだな!と思いながらずんずん進んでいきました。

ずんずん下っていきます。
育成中。囲いを開けて通ります
矢印通りに。

最後のスズランバス停。 道路に出る前にトイレもあって、助かります。

やまと天目山温泉はこんなところです。 内湯、外湯があり、お風呂が林に囲まれた感じになっていて緑の中でお湯につかっているようなそんな気持ちになってきます。

お湯もトロっとした湯で気持ちいいので、帰りによく入っています。

目の前にバス停あり。

登山口情報

登山口は主に2つ。公共機関利用の場合は甲斐大和駅から栄和バスに乗り上日川峠バス停下車の人がほとんどです。 ほかにも塩山市からバスで大菩薩峠登山口バス停下車で登ってくる方もいらっしゃいますが、私はまだ登ったことはありません。いつか登ってみようと思います。

シーズン中、甲斐大和のバス停は土日になると大行列です。でもバスをどんどん増発・ピストン輸送してくれます。最悪バスが戻ってくるまで待つ必要がありますが、乗れないという心配はないでしょう。

新しくてきれいなトイレがバス停にあるので、駅の小さなトイレは使わず、電車下車後はとりあえず一直線にバス停まで向かうことをお勧めします。

駅を出発したバスは最初集落の間を進んでいきます。この辺りは武田勝頼が自害した寺(景徳院)や、下山後にお勧めのやまと天目山温泉、紅葉のきれいな竜門峡など寄り道するところもたくさんです

集落を過ぎるとバスは山の中をひたすら登っていきます。駅から40分ほどで上日川峠に到着。

車で行く場合上日川峠には、第一から第三まで駐車場がありますが、どれもそれほど大きくはなく、シーズン中はいっぱいになるようです。道が狭いので路駐も出来ません。そんな時は、上日川峠第4駐車場(大菩薩湖北岸駐車場)を利用します。

分岐。(下からなら左折。峠から下ってきたら右折)
HPより

ここは相当だだっ広い、広場です。HPでは300台と書いてあります。
上日川峠から駐車場まで引き返すと、3キロ戻ってさらに結構進むので心配になると思います。実は上日川峠・ロッジ長兵衛までは徒歩10分ちょっと。不思議な感じがします。
分岐からの道はキャンピングカーでも通れたいい道です。

大菩薩嶺はこれからシーズンに突入。私は3回目で初めて富士山を見ましたが、富士山が見えなくても十分素敵な稜線歩きを楽しめるので、夏山デビューにお勧めの山です!!

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