【山梨百名山】広い裾野と岩場の先の絶景 茅が岳

ご存じ日本百名山、その生みの親、深田久弥先生が最後の登山を行った山が茅が岳です。
我家から一番近い山のひとつです。

8月の終わり、北海道から帰ってきてすぐに茅が岳に登ってきました。

堂々としたシルエット 

前方に広い裾野をのばし、隣の金が岳と合わせて立派なシルエットです。
長い裾野はたっぷりと日当たりの良い南斜面を提供して、山梨の名産、ブドウと桃がすくすくと育っています。そんな恵みの山なのですが、私たちはトレーニングの山としても重宝しています。

理由は、途中から急登と岩が出て来る登り道、岩やざれた道、急坂とバラエティに富んだ長い下り道、そして夏でも意外と涼しい事、トレーニングでもやっぱりほしい頂上の絶景。さらに、登山口も家から近く、登って降りてもちょうどいい所要時間とばっちりの条件がそろっています。

所要時間 登り2:15
     下り1:45

深田記念公園の駐車場から約30分で林道とぶつかるので横断します。
いつも反時計回りで登っています。

たぶん時計回りの方が登り、下りとも負荷がかかりそうかな。(トレーニングにはそっちの方がいいのかも!)

半日でサクッと足作りをするのに丁度いいのです。夫は足のリハビリを兼ねて今年はもう10回くらい登っているのではないかな?

今年の熱い8月、茅が岳の登山道はやっぱり涼しく、低山にありがちな不快感はありませんでした。

茅が岳深田久弥記念公園の駐車場は韮崎インターから約15分、とてもアクセスしやすいです。ここに車を停め、しばらくはほぼ平坦な道を歩きます。

林道を超えると、徐々に大きな岩がゴロゴロと目立ち始め、斜度も上がったなと思ったら、「女岩」の標識が出てきます。今は危険があるので近づくことはできません。

道はこの後、急登に変わります。大きな岩を上手に手を使いながら登った後は少し回り込むように道が続きます。

その後も急登を登ると、徐々に景色が開けて明るくなり、周りの木も背の低い広葉樹に変わっていきます。

そこに深田久弥先生終焉の地 という石碑が建っています。先生への感謝と悲しい気持ちが入り混じる特別な場所です。

ピンクの花が沢山咲いていました

ここで一息入れた後、山頂まではもうすぐです。岩を登り、たどり着く山頂は少し広くて南アルプスがよく見えます。

山頂到着。まずは南アルプスが目に飛び込んできます。かっこいい!

甲斐駒ヶ岳に仙丈ケ岳、あれは鳳凰三山でしょ、と南アルプスの山々を見ながら顔を左に向けていくとあッ富士山!
さらには甲斐秩父の山々、次に金峰山や瑞牆、ぐるっと戻ってくると、木で見え隠れしていたけど八ヶ岳!近っ!

富士山きれい!
金峰山と瑞牆 真ん中に鷹見岩!

晴れた日はぐるっといろんな山が見渡せます。

帰り道は尾根道を下ります。同じ山かと不思議に思うほど、道の雰囲気は登りと違います。こちらは基本的に始終明るい感じです。最初は明るい広葉樹の木立の中を行く道。

そのうち大きな岩がちょこちょこ出てきたり、中くらいの石で少しざれ気味の斜面が出て来たり、萩の小径を歩いたり、少しずつ道の感じが変わり、バラエティに富んでいます。単調じゃないのが良いです。危険個所はありません。
斜度は登りの急登ほどではありませんが、そこそこの斜度がずっと続く感じでしょうか。

下り道が苦手な私には良いトレーニングになっています。

この日はお花は少な目。こんな花達を見かけました。
時期によってはたくさんの花が咲くので、また時々登りに行きたいと思います。
私がいつも参考にさせていただいている、山梨ハイキング100選の 茅が岳のページはこちらからどうぞ!

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