[新潟]奥只見で山を想う

奥只見(おくただみ)という地名はこの歳になって初めて聞きました。

米どころ魚沼の奥深く、福島県との県境にあります。

戦後に作られた奥只見ダムは日本有数の貯水量をほこり、平ケ岳、荒沢岳、越後駒ヶ岳、八海山、奥には尾瀬沼の山々も控えています

雪が深いとは聞いていましたが、世の中が初夏になった今も、国道352号線は冬季閉鎖中。

点線がシルバーラインです

そのため奥只見に行くには、奥只見湖建設の時に運搬用に作られた奥只見シルバーラインを使います。

これがかなりワイルドな道で、全長22キロのうち18キロがトンネル。路面、壁面は荒れている部分も多いですが、幅や高さには問題なく、普通に通行できました。

トンネルに入る前は花も咲いて春の感じが漂っていたのに、トンネルを出ると一面の銀世界。季節が一気に冬に戻りました。

宿泊した湖山荘は、山深い旅館のイメージとは真逆で、山小屋の雰囲気を持った母屋のほかに立派なコテージの並ぶしゃれた作りの宿でした。

スタッフの皆さんの温かいおもてなし、皆さん働き者で素晴らしいです。

湖山荘からは越後三山が望め、荒沢岳はすぐそばにそびえています。

登山がシーズンになると登山客も増え、宿から100名山の平ケ岳(最短ルート)まで送迎バスも出るようです。

平ケ岳 観光協会HPより

宿やバスの予約も土日はすでに満室もあるようですので、こちらご参考になさってください

湖山荘から荒沢岳まで自家用車で5分。越後駒ヶ岳までは自家用車で約20分。と、登山にも使える良きお宿です。

奥只見湖は、フィッシングでも有名で、今回私達は幻のイワナと桜鱒フィッシングを行いました。

のんと、宿には68センチのイワナの魚拓が飾られているではありませんか!!

ほかにも大物を釣り上げた写真や魚拓が数多く飾られています。こんな大物なかなか釣れるわけじゃない!けど、狙っちゃおう!

一晩開けて2日目は朝からボートを出してのんびり。

大きな氷も谷から雪崩れてきます。要注意

というか、ほとんど山を見ながら過ごしました。

そろそろ終わろうかと言っていた昼過ぎ、なんと50センチ超えと思われるイワナが釣れたのです!
詳しくはこちらのブログに書いてあるのでよろしかったら覗きにいらしてください!

ご飯も美味しかったですよ!!春ということで、夕飯は山菜づくしお魚料理。

ネマガリダケなどほかにもたくさんで、お腹いっぱい!

朝は4時発だったのでおにぎり弁当にしてもらいました。大きなおにぎりとアユの甘露煮や野菜のお新香など。船の上で食べました。

宿のお風呂も素敵ですし、隣にはこれまた素晴らしい温泉施設があります。

こちらもびっくりするほど新しくて綺麗!
眺め良し。ぬるゆもあって良し!

そうそう、初日のお昼に奥只見湖ダム名物のダムのカレーを食べました。笑えるアイディア!

そしてソーセージを抜いてダムの放流!

ソーセージを抜くとカレーがなだれ込みます。近隣の村(野菜)を巻き込まないように避難したほうがよかったかも!!


とても素敵な奥只見。天気がいまいちであまり山は見えなかったけど、時々差し込む光で、チラッとチラ見せの山々は益々興味をそそります。

いつかまた登りに来たいと思いました!

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