今日も大菩薩嶺近辺の山で遊んできました。 今回は2座。どちらも小金沢連嶺にある富嶽秀麗十二景の中の第三番山頂に選ばれている大蔵高丸とハマイバ丸です。(近場の山は同じ番号が振られていることがある)

本日はゆるゆると湯の沢峠からのスタートです。
注意1:現在 焼山沢真木林道工事により閉鎖中。上日川ダム方面まで登って日川林道を下ります。
注意2:ちなみに湯の沢峠登山口から湯の沢峠避難小屋までの車道は砂利道です。何回かガクンとくる道の凸凹、リンゴ程度の大きさの石は時々落ちているので、いやな方は舗装道である登山口のところに車をつけるといいと思います。
今回乗乗り合わせたのは普通の軽自動車。それでも湯の沢峠までゆっくりと進むことはできました。

湯の沢峠駐車場には トイレと避難小屋があります。駐車スペースも思ったより広めで、15台か20台くらい停められそうな広さでした。。


小金沢連嶺は同時期、大菩薩峠から牛奥の雁が原摺山まで歩いたことがありますが、その時のアップダウンはかなり高低差があり、気持ちの良い草原の道という印象よりハードでした。
今回歩いたこの区間は遠くから見るとほぼ平坦な部分です。2つのピークがあるのですが緩いピークで、富士山を見ながら歩くハイキングの区間となります。

今日は残念ながらこの辺り一面が雲の中に入っているのか、霧が濃く、あまり眺望はありませんでした。 登り始めて何回か鳥獣除けの柵をくぐります。

実は、30年ほど前まで、大菩薩嶺の稜線も、この辺りも花が咲き乱れ花の百名山にもなったお花畑だったということです。
鹿の食害で花畑はなくなり、現在大菩薩付近を歩く方には、ここはただの笹原が広がる稜線です。
今日歩く方々には、そのころの花畑を知る方が数名いらっしゃり、春から秋にかけての花のきれいさをたっぷり聞かせていただきました。あ~是非そのころの花畑が戻ってくるといいですね。
それでも今日は小さな花をいくつか見つけましたよ

それでも笹原を歩くのも気持ちがいいものです。特にアップダウンの少ないこの区間は癒しの道です。あっという間に大蔵高丸へ到着。


大蔵高丸に到着。
本当は美しい富士山が見えるのですが、今日は山頂(という感じもしないですが)からフジは見えず。その代わり、稜線の途中で一瞬雲が引き、富士山が顔をのぞかせてくれました!!

やった!!一瞬でも見えるとやっぱりうれしいな!
次に到着したハマイバ丸。カタカナで書いてあり、なんだろう?不思議な名前と思っていましたが実際に書いてあった標識はこちら。

破魔矢の破魔ですよね。破魔矢は魔を破る、つまり魔除けのための神事の矢です。
後で調べたら、この辺りの集落で破魔矢を射る神事が行われた由来を持つ山なんだそうです。
カタカナだと全く意味不明???だったハマイバ丸。漢字で書くとすごくイメージが湧いてきますね。漢字ってすごいわ!

ハマイバ丸も秀麗富士の山なのですが、富士山見えず。代わりにこの近くに大ツツジがあるそうで、見に行きました。
カラマツの新芽の森がとってもきれい。

この辺りは以前カラマツの植林が推奨されたらしいのですが、「あんまり意味なかったよね。材木にならないし」などと先輩方は申しておりました。地元の先輩方とお話しすると知らないことが沢山で興味をそそられます。

そして途中の道のツツジも綺麗です

大ツツジは何本かの木が固まって大きなツツジに見える感じで、本当はこのツツジの上から大きな富士山が見えるのだそうですよ!

また天気の良い日に見に来たいな!
この日はここで引き返し、ピストンで戻りました。
かなり早く戻ってきたので、以前から気になっていたペンションスズランへコーヒーを飲みにお邪魔しました。先輩方は時々食事やおしゃべりの為だけにここに来ることがあるそうですよ

お食事のメニューも多かったし、中も山小屋風で洒落ていました。とっても落ち着いていい感じ。

車出来たら是非ここで一休みして、天目山温泉で一風呂浴びるの良いかな!と思います!

今日も楽しい一日でした
最後までご覧いただきありがとうございました。